越谷市 「愛の詩基金」について(132)

 

越谷市 愛の詩基金について

 

 

 

 越谷市の社会福祉協議会には「愛の詩基金」という補助金制度があります。これは越谷の皆様からの募金や行政の協力の上に成り立っています。この「愛の詩基金」を私達のようなNPO法人が活用させて頂いています。

 

 

 

以下が越谷市社会福祉協議会による概要の抜粋です。

 

 

 

越谷市社会福祉協議会の法人化15周年及び市町村社会福祉協議会の法制化を記念し、昭和597月に1億円を目標に「愛の詩基金」が創設され、市民の皆様の善意、行政の協力により現在20億円を目標に推進しているところです。この基金は、積み立てられる元本を運用することにより生まれる果実(利息)を、地域福祉活動を展開するための資金とし、福祉のまちづくりのために有効に役立てられます。

 

 

 

 昨年度、私達はこの基金のお陰で事業所内の壁紙を新しくすることが出来ました。リフォームが行われる前までは、一部分が破れたり汚れたりしていた壁紙のことをずっと気にかける利用者さんが多くいました。また、施設の維持を考えても、いつかは行わなければならないものでした。それを皆様の寄付や行政の方々の支援のお陰で解決できたことを職員一同感謝しております。

 

 

 

 さて今回、私達はもう一度「愛の詩基金」を活用させていただくことが出来、事業所の窓を二重にさせていただきました。窓を二重にした理由は3つあります。

 

1:防音対策

 

2:断熱

 

3:去年あった竜巻への対策です。

 

 

 

1の防音対策は最優先でした。私達の事業所は住宅地の真ん中にあり、建物も一般的な民家です。近隣の方々のご理解なくしては事業が継続できません。今回のリフォームで、少しでも音による迷惑を軽減できたらと思っています。

 

 

 

 2の断熱はエアコンの効きを良くするものです。寒暖差が激しい昨今、子どもたちが快適に過ごしてもらえるようにと考えました。

 

 

 

 3の竜巻対策は、本当に気休め程度です。しかし実際にその被害を目の当たりにした身としては、少しでも安全につながる何かをしたいと思っていました。

 

 

 

 次に実際に窓を二重にしたことへの感想です。窓のリフォームを考えている方は参考になると思いますので、ぜひチェックしてください。

 

 

 

メリット1:ほとんど音が外にもれない。また、外の音が部屋に入ってこない。

 

 二重窓にすると、外にいてもほとんど音が漏れていません。試しに窓際で電話を鳴らしてみましたが、外からは別の場所、台所の勝手口から音が聞こえます。また、事業所内が突然静かになりました。幹線道路の音がほとんど入ってきません。

 

 

 

メリット2:エアコンの効きが凄い。西日を軽減できる。

 

 エアコンをつけるとあっという間に涼しくなります。また、外からの熱をかなりシャットダウンできます。体感で3度以上違うと思います。

 

 

 

デメリット1:熱がこもる。

 

 昼から夕方に少しづつ熱を蓄えるので、夜は換気が必須です。夜になったら内窓だけでも開けておき、熱を逃した方がいいです。

 

 

 

デメリット2:雨戸や外窓の鍵を閉めるのに手間がかかる。少し部屋が狭く感じる。

 

 窓を二重にしたのだから当たり前ですが、変更以前は全くそのことを考えていませんでした。なれるまでほんの少し時間がかかります。また、外窓は以前の窓を使っているので、結果内窓は部屋のスペースを少し圧迫することになります。人によると思いますが、部屋が狭くなるのが嫌な人は慎重に検討すべきだと思います。

 

 

 

工事に関してもひとつ留意することがあります。それは、内側に窓を設置できない場所があるかもしれない、ということです。私達の事業所には一箇所ありました。しかし業者様のご好意で、無料で窓設置とは別の工事をしていただきました。

 

 

 

 現在二重窓になり1ヶ月がたちました。上記に上げたデメリットも今ではほとんど感じません。「愛の詩基金」に携わる皆様、そして寄付をしていただいた皆様に改めてお礼申し上げます。そして窓のリフォームを考えるときの参考にしていただければと思っております。