夏に注意したい感染症 とびひ(183)

とびひ

 とびひは、かゆみを伴う水疱ができる皮膚の病気です。

 水疱は2~3日で急速に大きくなります。また、破れやすく、中から汁が出てジクジクただれた状態になります。

 この水ぶくれの汁が離れた場所の皮膚について次々と感染していくので「飛び火」と呼ばれています。

 汗をかきやすく、細菌も増殖しやすい夏に多くみられます。虫刺されや湿疹の掻き壊したところに、化膿菌である「黄色ブドウ球菌」が侵入して起こります。

 お風呂はシャワーだけにして、水疱を刺激しないように、よく泡立てたせっけんで洗い流しましょう。

 皮膚を清潔に保つことが、治りを早くする秘訣です。