人種差別から学ぶ338

 

アメリカ、ロスアンゼルスのジャパニーズ・アメリカン・ナショナル・ミュージアムを見学してきました。

 

 

 

日本人がアメリカに移住したのは、149年前のことです。

 

 

 

日本人に対する人種差別があり、並々ならぬ闘争の末に権利を勝ち取ってきた歴史が展示されていました。

 

 

 

案内していただいたマガミさんは日曜日にボランティアでこの展示のガイドをされています。日本人の魂を伝えるために。

 

 

 

1941年太平洋戦争開戦の年にアメリカに住む日本人は、強制収容所に収監されます。言い渡されてから数日のうちに。昨日ようやく買った車も無駄になったそうです。

 

強制収容所の木造の「家」は急いで造られたため樹を乾燥させずに使用しました。

 

樹が乾いてくると隙間ができてきました。乾いた土壌に隙間風、いつ終わるかわからない中その暮らしを耐えていたそうです。

 

 

 

戦争では、日本人は最前線に送られ、敵の東洋人と区別するために白人と必ずペアを組んで行動をしたそうです。

 

 

 

この写真ですが強制収容された日本人の中には孤児もいました。

 

 

 

その孤児と遊んでいる白人の姿があります。

 

その孤児たちと一緒に強制収容所に来た先生です。

 

 

 

この写真は私にとっては非常に印象的で離れられませんでした。

 

 

 

この先生にもいろいろな選択肢があったかもしれません。孤児と離れて見捨てることは選ばなかった。先生にも家族があっただろう。とか考えた。

 

同じ環境に置かれて自分がどのような行動をするだろうか?

 

いまでもわからないが、自他共に幸福を願う行動をすることには変わりあるまいと自分を信じている。

 

 

 

この展示は福祉の原点である「人のために尽くす行為」を教えてくれているとお伝えしたい。